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『フランス語学研究』49号目次

月曜日, 6月 1st, 2015

論文
 絵画のタイトルにおける言葉の結びつき ― « La Vierge au perroquet »と« Femme avec un perroquet »(小田 涼)
 フランス語の心理・感覚動詞の意味構造と内的経験の認知パタンについて (川上夏林)
 法助動詞 devoir と pouvoir の陳述に関わる意味効果 ― 語用論的観点からの分析(岸本聖子)
 Je monte, je valide あるいはゴースト発話者(France Dhorne)
 C’est alors qu’apparut le renard : 場面の転換を表す分裂文(渡邊修吾)
論評
 酒井智宏(2012)『トートロジーの意味を構築する:「意味」のない日常言語の意味論』くろしお出版(渡邊淳也)
誌上討論
 コピュラ文の主語代名詞 Il est … / C’est … の使い分けは構文の問題か ― 西村説への疑問(東郷雄二)
 〈ce(c’)+être+名詞グループ〉が原則である ― 東郷氏に答える(西村牧夫)
新刊紹介
フランス語質問箱
 文法上の性の話(藤村逸子)
 « à peine+倒置 » はなぜ「〜するや否や」になるのか(石野好一)
談話会・シンポジウム報告
 自由間接話法 ― フランス文学、フランス語学、ドイツ語学の観点から
 有契性か恣意性か ― オノマトペと音象徴
国際研究会報告
例会報告
雑誌論文目録
修士・博士論文目録
研究企画募集のお知らせ
新入会員名簿
日本フランス語学会会則
著作権について
投稿原稿のジャンルについて

ニューズレター第23号(2015年)

月曜日, 6月 1st, 2015

2015年度のニューズレターです。

ニューズレター第23号(pdfファイル)

研究促進プログラム「パロールの言語学」第3回研究会@福岡

金曜日, 1月 9th, 2015

研究促進プログラム「パロールの言語学」では、第3回研究会を福岡にて、公開(参加自由・入場無料)で実施することとなりましたので、お知らせいたします。ご都合のつく方はご参会いただければ幸いです。

日時:3月10日(火)13時から17時くらい
場所:福岡大学中央図書館大学院6階「講義室8」
地下鉄七隈線「福大前駅」下車 : 中央図書館の裏手の入り口よりエレベーターをお使いください
http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/access/map/index.php

司会 : 川島浩一郎 (福岡大学)、山本大地 (福岡大学)

プログラム内容 :

日野真樹子 (西南学院大学非常勤;プログラムのメンバーではありませんが、今回は発表者として参加くださることになりました)
「談話マーカーのlàについて」(司会 : 山本大地)

杉山香織 (西南学院大学)
「CEFR準拠の教科書におけるn-gramsの特徴とCEFR-Jの記述文の対応 」(司会 : 川島浩一郎)

山本大地 (福岡大学)
「情意形容詞の情意をめぐって」(司会 : 川島浩一郎)

川島浩一郎 (福岡大学)
「メトニミ,メタファと区別の解消」(司会 : 山本大地)

研究会のあと、懇親会を企画したいと考えております。懇親会に参加してくださる方は、事前にdaichiアットマークfukuoka-u.ac.jpにご連絡をくださると助かります。

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日本フランス語学会研究促進プログラム「パロールの言語学」世話人:
大久保朝憲(関西大学)・川島浩一郎(福岡大学)・酒井智宏(早稲田大学)・渡邊淳也(筑波大学)

研究促進プログラム「パロールの言語学」第2回研究会

金曜日, 1月 9th, 2015

研究促進プログラム「パロールの言語学」では、第2回研究会を公開(参加自由・入場無料)で実施することとなりましたので、お知らせいたします。関心のおありの方は、どなたでもご参会いただければ幸いです。

日時:3月8日(日)14時から17時15分
場所:慶應義塾大学・三田キャンパス・研究室棟1階A会議室
三田キャンパスまでの経路、および構内の地図(研究室棟は地図の【10】):
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html

プログラム:
(1)14hー15h
大塚陽子(白百合女子大学)
「フランス語初級テキストにおける応答に関するポライトネス・ストラテジー」
(2)15hー16h
江川記世子(大阪大学非常勤講師)
「単純過去による書き手の事態記述と読み手の解釈」
休憩
(3)16h15ー17h15
秋廣尚恵(東京外国語大学)
「会話コーパスにおける『理由』を表す従属節 car,comme,parce que,puisque」

司会:
(1)・(2)大久保朝憲(関西大学)
(3)酒井智宏(早稲田大学)

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日本フランス語学会研究促進プログラム「パロールの言語学」世話人:
大久保朝憲(関西大学)・川島浩一郎(福岡大学)・酒井智宏(早稲田大学)・渡邊淳也(筑波大学)

研究促進プログラム「パロールの言語学」第1回研究会

日曜日, 11月 23rd, 2014

日本フランス語学会で研究促進プログラム「パロールの言語学」ではこのたび、第1回研究会を公開(参加自由・入場無料)で実施することとなりましたので、お知らせいたします。関心のおありの方は、どなたでもご参会いただければ幸いです。

日時:2014年12月6日(土) 午前10時から12時
場所:早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス) 33号館16階第10会議室

発表者:大久保朝憲(関西大学)
題目:論証的ポリフォニー理論とアイロニー:「ほめごろし」のディスコースをめぐって

発表者:藤村逸子(名古屋大学)
題目:大規模コーパスにおける言語使用(parole)の観察から推測される「フランス語の規範」と「人間の認知傾向」

司会:渡邊淳也(筑波大学)

どうぞよろしくお願いいたします。

日本フランス語学会研究促進プログラム「パロールの言語学」世話人:大久保朝憲(関西大学)・川島浩一郎(福岡大学)・酒井智宏(早稲田大学)・渡邊淳也(筑波大学)

第2次研究促進プログラム「パロールの言語学」採択結果

土曜日, 7月 26th, 2014

第2次研究促進プログラム「パロールの言語学」の参加者として決定した方々(敬称略)、ならびに研究課題は以下のとおりです。今後、参加者間で研究計画の相互批評をおこなったあと、公開の研究会を企画する予定です。


秋廣 尚恵(東京外国語大学)
話し言葉における従続詞の研究

安齋 有紀(島根大学)
自然対話における発話主体間の対話調整

江川 記世子(大阪大学非常勤講師)
現代フランス語における単純過去の観察

藤村 逸子(名古屋大学)
大規模コーパスに基づく名詞と形容詞の使用パターンとその構造化に関する研究

伊藤 達也(名古屋外国語大学)
marqueurs discursifs/particules énonciatives/coordonnants 談話標識の意味論的分類の試み

川島 浩一郎(福岡大学)
メトニミ・メタファと区別の解消

木島 愛(新潟大学非常勤講師)
視覚動詞を用いる定表現に関する研究

古賀 健太郎(東京外国語大学大学院)
ネット社会の現代におけるフランス語複合名詞の形成:[N1 + N2] 型を中心に

近藤  野里(東京外国語大学大学院)
長母音消失と位置の法則の適用範囲の進行

西脇 沙織(EHESS PARIS/CRAL 博士課程)
反語法を用いたアイロニーと誇張法を用いたアイロニー 意味論的ブロック理論による分析

小倉 博行(早稲田大学非常勤講師)
ラテン語の間投詞あるいはそれに準ずる表現の用法について — 歴史語用論的観点から

大久保 朝憲(関西大学)
アイロニーからポライトネス発話へ:意味論・語用論のインターフェイス

大塚 陽子(白百合女子大学)
フランス語初級テキストにおけるポライトネス ―日本語母語話者学習者の認識と理解からみえるもの―

酒井 智宏(早稲田大学)
La dichotomie langue / parole et la modulation pragmatique (ラング/パロールと語用論的調整)

塩田 明子(慶應義塾大学(他)非常勤講師)⇒ 2014年11月4日辞退
発話の流れの一貫性と時制

杉山 香織(西南学院大学)
日本人フランス語学習者による話し言葉の使用語彙の特徴 —タスクに基づくアクティビティの発話データ分析から—

田代 雅幸(筑波大学大学院)
ディアローグにおけるau contraireの論証的な動きについて

渡邊 淳也(筑波大学)
主語不一致ジェロンディフの文法化と熟語的凝結

山本 大地(福岡大学)
情意形容詞、法形容詞とその意味の作用域


ニューズレター第22号(2014年)

日曜日, 6月 1st, 2014

2014年度のニューズレターです。

ニューズレター第22号(pdfファイル)

『フランス語学研究』48号目次

日曜日, 6月 1st, 2014

論文
 フランス語の心理・感覚動詞再考 ― 心理・感覚の主体とは何か?(川上夏林)
 <voilà+名詞句+関係節>構文をめぐって ― 先行場面とスキーマ化されたシナリオ(津田洋子)
 半過去を支える解釈領域 ― 視野狭窄の半過去を中心に(東郷雄二)
 ÇAを主語とする発話と認知モード(春木仁孝)
論評
 En attendantについて(渡邊淳也)
新刊紹介
フランス語質問箱
 作者の声と現場の声(阿部宏)
 Je ne descends pas mais je descendrai:未来を表す動詞形(小熊和郎)
 タイトルに表れる数詞と冠詞の関係 ― Les Trois SœursQuatre sœurs(小田涼)
 未来のことなのに大過去?(曽我祐典)
 Erreur ou faute(中尾和美)
 Ne dites pas : « Il est un… », mais dites : « C’est un… »(西村牧夫)
談話会・シンポジウム報告
 認知言語学の功罪
 訳すということの多面性
国際研究会報告
例会報告
雑誌論文目録
修士・博士論文目録
研究企画募集のお知らせ
新入会員名簿
日本フランス語学会会則
著作権について

2014年度シンポジウムのご案内

火曜日, 4月 22nd, 2014

自由間接話法

―フランス文学、フランス語学、ドイツ語学の観点から―

日時:2014年5月24日(土)10:00-12:00
会場:お茶の水女子大学 共通講義棟1号館304
(キャンパスまでのアクセスはこちらをご覧下さい。)

申し込み:不要(直接会場にお越し下さい。)
参加費:無料

パネリスト:

赤羽研三(上智大学)「小説における自由間接話法」
阿部宏 (東北大学)「疑似主体現象としての自由間接話法」
三瓶裕文(一橋大学)「心的視点性と自由間接話法の機能について ― ドイツ語の場合」

企画・司会:平塚徹(京都産業大学)

各発表の要旨は以下をご覧下さい。

(さらに…)

第2次研究促進プログラムのご案内

日曜日, 3月 16th, 2014

 日本フランス語学会では、2008年から2010年にかけて実施された第1次研究促進プログラム「ことばを(で)遊ぶ」に続く第2次の研究促進プログラムとして、このたび、「パロールの言語学」と題して研究グループをつくり、研究会を実施するとともに、論集の刊行を目指すこととなりました。以下の趣意をご覧になり、参加ご希望の方は、あとの参加者募集要項にしたがって応募してくださいますよう、お願いいたします。

題目:「パロールの言語学」

趣意:20世紀を通して、言語体系、構造を探求する「ラングの言語学」がとりわけ進展し、多くの成果をあげてきたことはよく知られている。その一方で、1970年代以降は、「ラングの言語学」においては往々にして夾雑物としてうち捨てられてきた、言説のなかでの言語の実現形態の多様性を重視する研究もなされてきた。また、近年さかんになったステレオタイプ理論やコロケーション研究、さらには認知言語学における用法基盤モデルなどの成果を参照するならば、言語は規則にもとづく推論によってではなく、記憶にもとづく模倣によってなりたっていることが理解できる。すなわち、「ラングがパロールとして実現する」というのは、前後関係としては擬制的な理解であって、使用の経験の蓄積のなかにこそラングが見いだされうる、というのが実情である。いま、「パロール」にとりわけ重点をおく研究をさらに推進する価値はますます高まってきていると考える。より具体的にいうと、以下にあげるような領域の研究がかかわってくると思われる。ただし、下記の研究内容は単なる例示であり、実際にはこのわく組みで多様な研究が可能である。

  • 談話分析・テクスト言語学的研究:ディスクール志向の研究、諸言説ジャンルの研究など
  • 会話分析・社会言語学的研究:ポライトネス、社会的直示、対話理論にもとづく研究など
  • 話しことばの研究:談話調整辞、プロゾディー、ジェスチャー、話しことばと書きことばの比較など
  • 発話行為にかかわる研究:発話動詞の研究、発話操作の痕跡としての諸表現の研究など
  • 発話文連鎖の態様とその慣習化にかかわる研究:コロケーション研究、論証理論、ステレオタイプ理論など
  • ラングとパロールの差異と相剋にかかわる研究:音声学と音韻論、語用論と意味論のインターフェイスの研究、ソシュール研究など
  • 歴史的研究:新たな言語慣用が規範化する過程の研究など

<参加者募集要項>
研究促進プログラムへの参加希望者は、氏名、所属、連絡先メールアドレスを明記のうえ、研究題目ならびに研究概要をdocまたはdocx形式で1000字以内(使用言語は日本語またはフランス語)にまとめ、日本フランス語学会事務局(メールアドレス:belf-bureauアットマークcl.aoyama.ac.jp)に電子メールの添付ファイルで送ってください。受付期間は2014年6月1日から6月30日(必着)とします。

応募資格は日本フランス語学会の会員であることですが、現在会員でない方も、プログラムへの参加希望と同時に入会手続きを開始してくだされば応募可能です。

応募者には、2014年7月末までに審査結果を通知します。研究テーマが採用された参加者は、2015年9月末までに、フランス語学会例会、研究促進プログラム主催の研究会、または関連する学会・研究会のいずれかで、プログラム内での研究課題について口頭発表をすることが求められます。また、2016年刊行予定の論集に論文を投稿することができます。論文は査読により掲載の可否が決定されます。

よびかけ人:川島浩一郎(福岡大学)
塩田明子(慶應義塾大学非常勤)
渡邊淳也(筑波大学)